この連休はお金を使わないと決めた。けれど、明朝飲む豆乳がきれてしまったので買い物に出る。
すると(あっ、エプロンおばさんだ)これはマズい、Uターンしよう。この人につかまったら大変だ、エプロンおばさんの話はエンドレスなのだわよ。
どうか見つかりませんように……だが、時すでに遅し、見つかってしまった。なんてこったい、挨拶だけして立ち去ろう……。
だが、こちらの思惑など全く頓着しないエプロンおばさんはいつものごとく笑顔で庭から出てきて、体が不自由になった、思うように動かせないと言いながら今日も口だけは実によく動く今年80歳? になる、なった現在1人暮らし太目のおばさんだ。
この人は1年中いつでもエプロンをしている。裁縫が得意でもあるおばさんは昔は手作りしていたらしい。今は手も目も不自由になってきたので手作りすることはなくなってきたけれど、それでも昔のエプロンを繕いながら大事に使っているらしい。
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なぜ、いつもエプロン姿なのか?
だってエプロンは便利よ。服が汚れるのを防ぐことができるし、それに、服のボロを隠せるじゃない、気楽よ。でもポケットは大きくなくちゃダメ(色々なものを入れるから)、それに(大きなお腹)体型も隠せるじゃない。
なのでエプロンおばさんのエプロンは若い人がするような可愛いとかカッコいいものでなく、実用優先、昔の割烹着型だ。
昔のお母さんの白い割烹着。割烹着って自分ですることはないけれど、好きだわ。清潔感があって機能的である。
袖口にゴムが入っているので水仕事をするとき袖口が濡れない、素晴らしい、よく考えてある。服をすっぽり覆ってくれるので服が汚れない、体型も隠せる? それと大きなポケットが実にありがたい。大きなポケットはさしずめ袋物の小型版といったところだ。私はポケットの隠れファンでもあるのだ。
確かにエプロンおばさんの言う通りである。最近ボランティア活動でエプロンを着用することがあり、改めてエプロンの有能性、実用性に気がついた。
で、今年の夏、家でエプロンを着用してみた。なかなかいいものである、特に大きなポケットが気に入った。
しかし、暑い、たとえ生地は薄くても夏は暑く感じる、で、洗濯が増える。とズボラなおばさんは結論付けた。
でも、エプロンを見るのは楽しい。可愛いもの、カッコいいものがたくさん出回っている。だが、それに惑わされてはいけない、買ってはいけない。
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