珍しや、散歩から帰るとこんな私にも年賀状が届いておりましたよ。送り主は、その生活が羨ましくもそうでない、この人からでありました。
早速、電話で返信といたしましょう。お変わりありませんか? お互いなーんにもない、多分、それは良いこと。お互いその歳でこの歳での変化というと、良くないことの方が多いような気がしますから。先ずはお変わりなくて何より。
ですが、なんか、言葉が聞き取りづらい、分かりにくい、で、声も小さい。えっ? えっ? と訊き返すこと多し。これは私の聴力の衰えか? それとも彼女の滑舌筋の衰えか? 多分、両方だとは思うけど……。
それにしても、声に張りがない、エネルギーが感じられない、弱弱しい、言葉がはっきりしない。思わず大声で、大丈夫ですかー、そう言いたくなるような、そんな感じ。仕事をしていた時は人付き合いもかなり多かったはずだし、それなりによく喋っていたはずなのに。
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リタイア後の数年は見かけも、話し方もほとんど変わらなかった。でも、歳をとるにつれ人付き合いもなくなり話する機会もない状態が何年も続くと、見た目も話をするときに使う筋肉の衰えも加速度がついたような気がしてならない。
これは他人事じゃない。自慢じゃないけど、30代の時に、私の声だけ聞いた成人男子に、子供に間違えられたこと、2度もあるのよ。そんな私がいくら歳をとったからといって婆さん声に甘んじていられないでしょうが。
ところが50代になったら、「顔はオネーサンみたいだけど、声はオバサンみたい」って小学生の女の子に言われたこともあるの。
30代で子供、50代でおばさん、60代なら、ばあさんでもしょうがない、声も枯れていく。それって至極まともに加齢しているということだけど、それが嚥下や肺炎にかかわってくるとなると加齢のせいでは済まされない。だからたとえ他人事でもおばさんとしては気になってしまう。
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