笑うことが無くなった…な

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笑顔! 忘れないでね! 何度も言わせるな!

仕事を辞めて、笑うことが…なくなった、と、つくづくしみじみ思った秋の午後だった。仕事に行ってた頃だって笑うことなど少なかったが、それでも多少なりとも人との交流があれば、そこには笑顔も時に大笑いもあった。

最近、大笑いしたのはいつの日か? 先日のあの娘さんだ、彼女はいつでもオババを笑わせてくれる貴重な存在で、オババはすっかり彼女のファンになってしまった。

その母親から彼女の話を聞くのが大好きになった。だからいつまでも元気で幸せでいてください、そしてオババを笑わせてください、お願いします!

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午後も遅くにゴミを捨てに行った。家のすぐ横はかなり急こう配の坂道である。その坂道を下りゴミを捨て、坂道を上り戻る。その上り切ったところでヨボヨボ老犬を連れたジサマと出会った。

そのジサマがオババに「坂が大変でしょ」とか何とか声をかけてくれた。オババも明るい大きな声で「でも、いい運動になりますよ」とか何とか応えた。で、なんか笑えた、笑った。

老犬とジサマの相性が絵面が、実にいい、シブイ、秋の夕景に見事に溶け込んで、老犬の体毛は茶色でジサマの服も茶系? の秋色でバッチリマッチ。

しばしその場で坂道を下りていくジサマと老犬の後ろ姿を見送る。いいわ~、ほのぼの~、和むわ~、頬も気持ちも、ゆるむ~。

で、思った。人と会わないと、笑うことも笑顔になることも、無くなってしまう。たとえ行きずりの人であれ、お喋りは笑顔の元、笑顔は幸せの元なのであーる。

お笑い番組も見ない、人と会うことも最近ほとんどなくなったオババは、このままだと笑いを忘れた不機嫌バアサンになっていきそうだ。

これはマズイ、このままではいかん、で、どうするかかかかかかか。

To Live is the rarest thing in the world. Most people exist, that is all. 
生きるというのはこの世では稀なこと。殆どの人はただ存在しているだけだ。オスカー・ワイルド

ああ、知りとうなかった、知りとうなかった、そんなこと。でも、とりあえず、ご飯を美味しく食べて今日を生き延びよう、「生きる」については、明日考えよう! 

 Tomorrow is another day. 

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