暑い痛いで散歩もままならず、人とも野良のミーちゃんとも話す機会がなくなった年寄りです。
以前は、たまーに「独りで寂しくないー」なんて訊く人がおりましてね。
で、「ぜーんぜん」なんて応えると、なんだか信じてないみたいなのですわ。
強がり言ってる、そう思われているようでした。まっ、そういう人とは、なに話しても気持ちが通じ合うことはないでしょう。
大体が大きなお世話です、人はそれぞれ、アンタとは違うんですよ。
今、一緒に暮らす姉もそこのところはワタシと一緒。
とは言え、ワタシタチは、多分、この近所で、ちょっと? かなり? 変わり者姉妹と見られているかもしれません。
と、姉と話すことがある。しかーし、姉の姿を見た人は何人いるのだろうか?
噂に聞いたことはあるけれど、姿は一向に見えず、幻の? その姉の正体は?
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それは考え過ぎでしょ、誰もアンタたち年寄りなんかに関心ありませんよ。
うーん、それも淋しい。
いや、いや、淋しくない。人間関係の煩わしさより、それのない淋しさで結構。でも、この歳で、独りで淋しくないのだから、どうしようか。
もし、姉に義父だの義母だの義兄だの義弟だの義姉妹だのいたら、もう、これは無理、無茶、無謀というものでしょう。
義両親も、お気の毒、そう思いますです、はい。
ワタシ? ワタシは姉よりは上手にお相手できると思います。しかし、あくまで短期、長期はいけません長期は、お互い、不幸になるだけです。
その辺だけは、姉もワタシも己を知っていた? ですからこれでよかったのでしょう。
そして今は姉と2人暮らしの老人世帯。
歳をとったら、やはり誰か傍にいた方がいいでしょ?
言ってはなんですが、いまだそうは思えない、カワイゲのない年寄りここにあり。
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