夕飯が終わって1時間ほど姉とお喋り。すると姉が昭和の時代に活躍した、ある女性の話をしだした。
で、まただよ、「あの人はワタシタチより、上よね」
もう、決まってんじゃん、当たり前だの問答無用。あの人はとっくに80は過ぎてるでしょ。
で、その女性、先ほど確認しましたら、今年87歳だそうです。
アンタはその人に近い、もうじき80の、後期高齢者。
ワタシは前期高齢者、全然違うの、ワタシタチじゃないの。
もう、昔から、本当にそこのところ、わかっていない、わかろうともしない。
しかし、思えば、それも虚しい抵抗か?
前期と後期と言ったって、若い人から見れば、所詮、ワタシタチは十把一絡げの、年寄り、老人以外の何物でもないのである。
60も70も80も関係ない、老人は老人。そこのところを理解しろ、思い知れ。
うーん、イヤだ。
もうしばらくは抵抗したい。抵抗も、毎日は疲れるから、たまに、時々だけれどね、頑張ります。
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ちょっとこの前、書いたことに関してなんですけれど、その家の、何と申しましょうか、秘密というか、世間には、知られたくないこと、それを、はからずも姉と私が知ることとなった。
奥さんは、知られたくなかったでしょう。それはあの時の奥さんの言動でよくわかりました。
勿論、姉と私、そんなこと人に喋りませんよ。
姉は近所付き合い全くありませんし、私もボラ活を辞めてからは、姉と似たようなもの。
ですから喋る相手もいません。また、それほど口の軽い、噂好き老姉妹じゃありませんことよ。
しかしですね、なんか、私、気遣いしてしまいましてね。
あれから、なるべく顔を合わせないよう、もし、ばったり会ったら、どうしよう。
どういう顔すればいい? なんて言おう?
でも、全く、あの時のことに触れないのも、不自然? でも、それも……。
なんて考えると、ああ、勝手に気疲れします。私って、何ていい人なのでしょう。
で、明日は姉とスーパーへ、どうか、出会わずに済むよう、私、祈ってます。
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