ゴールデンウイーク真っ只中。猫も杓子もあっちこっちで写真を撮るのに忙しいことでしょう。
今日も心が重いおばはんは、そんな世間から遠く離れ、寝不足の頭でひとり何思う?
……お昼は何を食べようか、夜はどうしようか? そんなことしか考えられませんわ。
しかし、つくづく、寝不足はババア度を上げますわな。
なんか顔がシワシワクシャクシャしちゃってですね、目もショボショボ、そんな老顔を見ておりますと、気持ちもより萎えていきますです、はい。
(自分で自分のことを「ババア」と言うのはいいのよ、他人に言われると腹立ちますの、許せないわけですわね)、でも今日はそんなエネルギーもございません。……あらら、話がそれだしましたわね。
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ええっと、今日のお題は? 「セルフィー」ね。
「セルフィー」ね、とんと縁がありわせんわねー。最近はちょっと下火になった? そんなことない? おばはんにはさっぱりわかりませんが。
若い人はなんだってあんなに自撮りに夢中になるのでしょ。
それもどうでしょ、ドアップで、たいした顔でもないのに。
男も女も自撮り棒まで持参して。
それってカッコよくないでしょ。
そのお姿がマヌケに見えてしまうのは、私が意地悪だからかしら。
若者の気持ちを理解できない年寄りだからかしら。
でもね、こんなことを言っている私にだって、若い時があったんですよ。
そして何かにつけ、よく写真を撮ったものです。
もちろん、撮るだけでなく撮られもしましたわ。
たいした顔でもないのに。
……懐かしいですわね。
カメラに向かって、わざとおかしな顔つくって笑ったりして。
撮っても撮られても楽しい時代でしたわね。
ところがどうでしょ最近は、花や風景は撮っても、
自分の顔はねぇ……姿もねぇ。
撮りたくありませんわ、撮られたくもありませんわ。
勝手に撮んじゃねーよ。ですわ。
自分の顔写真?
見たくもありませんわ、見られたくもありませんわ。
笑えませんわ、笑われたくもありませんわ。
そんな感じ、ですかしらねぇ。
でも若かったらどうでしょ、セルフィー、楽しそうじゃありませんか。
自分を着せ替え人形にして、顔だってお直し機能使って。
ヘンシーン!
お直し機能?
……老顔はどれほど変えられるものかしら?
……でも、多少変わったところで……ですね。
変えれば変えるほど、その落差に……ですね。
今さらですが、顔のドアップセルフィーは若さの証明なのですわね。
オバハンはこうして自分を知り、恥じらいを知り、セルフイーなどには手をだしませんが、たとえ、だしても顔は隠し、体だけとか、体の一部とかですけれど、オッサンは、結構、いらっしゃいますわね。
まっ、いいんですけどねー。でもねー、オッサンの顔見てもねー、オヤジの自己満足写真見せられてもねー、正直、面白くも、楽しくもありませんわねー。
でも、まぁ、それはお互い様ですわね。
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