
料理嫌い、料理不得手のDNAを母からしっかり受け継いだおばはんは、料理好き、料理上手な人がつくづく羨ましい。
だから休日、家にいる日は何を作ればいいのか非常に悩む。
たった1人分の料理を作るのに、メチャクチャ時間もかかる。
確かに料理は上手でなかった母だけれど、それでも子供のために一生懸命作ってくれていたのはわかっていた。
でも、子供のころは料理上手なお母さんのいる人が羨ましかった。
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しかし、料理不得手な母親に育てられたことは、必ずしも悪いことばかりでなく、どこへ行っても、何を出されても、誰が作ったものでも、美味しい、美味しいと言って食べることができるという利点、幸せがあることに大人になって気が付いた。
以前、20代の女性が、どこで何を食べても、そんなに美味しいと思ったことがない。
家で食べる母親の作った料理が1番美味しい。
と言っていたのを聞いて、ふーん、料理上手な母親に育てられると、そうなるの? と思ったことがあるけれど、「おふくろの味」も記憶にないおばはんは、下手は下手なりに今夜も自分のために腕をふるい、美味しい、美味しい、自分の作ったものが1番美味しいとお腹の皮がはちきれそうになるまで食べ尽くしました。
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