仕事に向かう電車の中、私の隣に座ったシニア女性がバッグの中からクリアファイルを取り出した。
で、そのクリアファイルをジーッと視つめている。それは求人雑誌から切り取った1枚の求人広告。
クリアファイルの中には白い封筒も入っていて、多分その中には履歴書が収まっているのでしょう。
これから仕事の面接に向かうと思われるシニア女性。
正確な年齢も、どんな職種、職場に向かうのか知る由もありませんが、面接でしょう?
ちょっとー、面接に行くなら、もう少し見かけに気をつけたらどうよ。
面接は1回勝負よ、それも僅かな時間よ、だから見た目は大事よ。
入ってしまえば、こっちのもの? それまでは……ですわよ。
だから、スッピンでもいいけど……眉が無いのは……眉くらい描いたらどうですか。
白髪交じりの髪をゴムで結わくのはいいけど、手櫛でなく、ヘアブラシ、櫛、使って、きちんときりりとまとめたらどうですか。
着るものは言わずもがなでしょうが。
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どんな仕事であれ、これでは自らチャンスを潰しているようなものだわよ、時間と交通費の無駄遣いもになるのよ。
大きなお世話でしょうが、同じシニアとして頑張ってほしいわけ。
シニアが仕事を得るのは大変なこと、それはパートでも同じ。
だから大きなお世話と分かっていても、あんたに言いたいわけよおばはんは。
普段はどうでもいいけで、仕事を求めるのであれば、その入り口である面接には、先ずは、もうちょっと見た目に気を遣ったらいかがですか。
それはお洒落のためでなく身だしなみ、面倒くさくてもそれが結局は自分のためになるのだから。
“ 人生で欲しいものを手に入れようと思ったら、それに見合う服装をするべき ” イディス・ヘッド
“ きちんとした装いは、マナーのうち ” トム・フォード
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