そうだ、おやじ、いいぞ、よくやった

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信号手前の居酒屋から流れる今夜の懐メロは、小林旭『昔の名前で出ています』これもヒットしました、おばさん歌詞覚えているもの。♪ こうべじゃ~なぎさと~、口ずさみながら駅へ向かいます。

 

毎晩、乗る電車、乗る車両はほぼ決まっている。座席が埋まりかけてきたころに乗ってきた勤め人風 60 代くらいのおじさん。空いている座席を探すが、うーん、おじさんが座れるスペースはちょっと難しいかな。

するとおじさん、脚を広げ 1 人で席を 1.5~2 席分使っている若造の前に行き、「足引っ込めろ、席詰めろ、座らせろ」これを一言も発せずに顔と態度で示し、見事席に座りましたよ。

この態度がデカい若者にもまして、このおやじも態度がデカい、何か偉そうな感じ。この年代の人にしては体も大きく、で、姿勢がいいのでより大きく見える。

このおやじ、体がデカければ顔もデカい、先日の爽やか青年の倍くらいはある。デカいだけじゃない迫力がある、おっかない顔をしている。このおやじにとっつかまったら、ちょっと厄介、そんな感じだ。

 

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このおじさんを見たのは今夜が初めてじゃない。前にも見たことがあり、その時も同じようにして席に座った、だから覚えていたのだ。

見ていると、このおじさん、席を探すときは必ず、座る姿勢、態度の悪い若者の前に立つ。で「おどし」? 無言の圧力をかけるのだ。すると若者はすごすごと足を引っ込め姿勢を正し、おじさんのためにスペースを作る。

おじさんのこの座席を得る一連の行為を見ていたらおかしくて、それにもまして胸がすく。そうだ、いいぞ、おやじ、よくやった、と、今夜も心の中でこのおやじに拍手。

それにしても、このおやじ格闘技でもやっているのか? 目力、顔力が半端じゃない。でも家の中でこれでは、リタイア後、家庭内別居が待っているかもしれない。

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