親の財布、子知らず

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金のなる木があるじゃなし


仕事の行き帰りに多くの高校生を見て思う、今どきの高校生って……お金、かかっているな、と。見ている限りスマホ保有率は100%だし、靴だって高校生の定番スリッポンでなく、それよりお高いブランドものスニーカー、鞄もしかり、革の鞄でなく「THE NORTH FACE」のリュックときたものだ。

で、のどが渇けばペットボトルで水分補給。いったいこの若者たちは1日何本のペットボトルを買い求めるのか。で、食べ盛り、買い食い盛り。

女子はといえば最近ちょっと下火になった感もあるタピオカドリンクや生意気にスタバのカップを手にしたりしている。で、おばさんは思う、それって1杯いくらするの?

先日は制服を着た男女高校生カップルがそれぞれゴルフクラブ、フルセットの入った大きなバッグを手に乗車してきた。

高校にゴルフクラブ? ゴルフ部? まであるんかい? 子持ちでない昭和生まれのおばさんこれまたビックリ、で、やはり思うことは……金かかりそう。

修学旅行だって私学なら海外も当たり前の時代か? どれだけお金をかけるんじゃ。

バイトをしているようにも見えず、この子たちの1ヵ月の小遣いはいかほどなのか、と他人事ではあるけれど親の懐事情を慮ってしまう。

 

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「今預かっている子供の99%は、ゼロ歳児だよ」と、知り合いの保育士さんが言う。「ゼロ歳児」???……保育園って幼稚園に通う前の3歳児4歳児を預かるところだと思っていた昭和生まれは、これにもまたまたビックリ。

元保育士で現在学童保育の責任者?(何と呼ぶのか?)をしている知人も子供を産むとすぐに、ゼロ歳から保育所に預け現在まで働き続けているのだと言っていた。

子供の数は減り続けているのに学童で預かる子供の数は増え続け、今や定員オーバーとなりクラスをもう1つ別の場所に増やしたそうだ。

それだけ働く母親が多くなったということだろうけど、働けど働けど財布の中が潤うことはなく右から左へ流れ流れ出て行く。

それでも親の財布、子知らずで、長い金喰い学生時代から解放され、子供が、やっと社会人になった、ホッとした、と思ったら仕事をあっさり辞めて「実家コモリ」。

「一体、これまでいくら使ったと思ってるのよ」と近所の奥さんが言っていた。

また子供が結婚して家を出たと思ったら、今度は子供が孫を連れて帰ってきた。孫の送迎、孫育て、それには体力温存、資金も温存せねばならない。

こうして若い母親だけでなく老いた母も働き続ける、そんなご近所さんも今どき珍しいことではない。

と、書きながら自分の若き日を振り返れば……今は亡き両親に謝罪と感謝、今さら遅きではあるけれど。

 

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