先日のラジオ番組で、
「自分のお小遣いで初めて買ったレコードは何だった？ と訊こうと思ったけど、さすがに今の若い人に『レコード』はないだろう、と思って『（初めて買った）CD 』 は何？ って訊いたら、CD も買わないんだね、今は。音楽はデータ配信で聞く時代なんだね」
そうなんだね、昭和なおばさんにゃ CD さえも新しいけどね、雑誌の付録についていたペラペラのソノシートもあったね、４５回転ドーナツ盤が３３回転 LP 盤が懐かしいよ。で、よく聞いたものじゃった。
しかしね、音楽も映画も芝居も美術館も、昔に比べ、これほどまでに、聴かなくなった、観なくなった、行かなくなった、そんな生活になっていたとは、今更ではありますが、あらためて、うーーーん……であります。
それは年を追うごとに顕著になり５年前より３年前、３年前より２年前、２年前より１年前、去年より今年と、おまけに今年はコロナのせいで、行くは仕事に、行ってお金を使うはスーパーのみ、だのにお金は貯まらない、うーーーん。
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こうして気づかぬうちに望まぬうちにいつの間にやら行動半径どんどん狭まって、暮らしが小さくなっていく。これが歳をとるということなのか、いつの間にやらそんな歳に、それが自然といえば自然なのだろうけど、思えば、ちょっと寂しい、大いに寂しくもある。
出かけないから化粧もしない、髪の手入れも面倒が先立つ、服も買わなくなった、どうせ誰も見ちゃいない、見栄張る相手も見て欲しい人もいやしない、おまけにコロナとこの梅雨空だ。
でも、まだ、欲？ ある、あったよ、大いなる食欲が、どうです、食欲は生きる力の源、生命力。こればかりは衰えてませんぜ、スゴイでしょ？
……ダメだダメだダメだ、こんなことでは。明日は、晴れる、らしい。美容院……行こ、行け、絶対、行けよ。
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