加齢体は「コワレモノ・取り扱い注意」

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相性ピタリの靴を見つけるのは夫探しより難しい?

 

夜中に1度も目覚めず7時間は眠れたように思う今日の朝。素晴らしい! これほど熟睡できたのは50年ぶりか?(嘘です)よく眠れたため、雨でも気分は上々、眠るには、やはり気温(室温)は低い方がいいのかもしれない、眠るには最適の季節の到来か。

冬に、暖かな布団の中はまさに天国、別世界、極楽じゃ。最期の日は、せめて暖かな布団の中で夢うつつほんわか気分で旅立ちたいものです。
しかーし、生きている間は寝てばかりいてはいけません。生きるのも大変だが死ぬのもラクではないのだ。

死んだことがないから偉そうなことは言えませんが、生まれる時に選択肢がないならば、死ぬ時くらいは多少の選択肢は……そんな贅沢は許されないのだ。だったら、まっ、とりあえず生きている間は、1人で、食べる、トイレ、風呂、これができれば良しとしましょう、当面はこれを維持、将来はこれを目指すこととしましょう。

 

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寒いと動くのがのが億劫になりますです。トイレ行くのも面倒くさい、そんなことを言っていた中年女子がおりましたが、気持ちわかりますです、はい。

でも行きたくないとか行かない、などと言っていられるのは今のうち、行きたくても、自分の足で行けなくなる、そんな明日が足が待っている、それを思えば歩かなくてはいけません。

それにはまず靴選びが大切です。服と靴はネットで買うんじゃない。だから実店舗で買ったのです、試し履きだってしたのです。が、外を歩いてみたら、全然合わなかったのです。おまけこの靴の値段と言ったらにコートと同じくらい、靴にはどこまでも甘い学習できないオババでありました。

しかし、甘いで許せるほどオババは甘くない。靴に足を合わせるから合わないのであって、足を靴に合わせればよい、この若い時の論法でこの靴を制覇することにしたのです。

が、しかーし、この歳にそれは無茶な話でした、そんなことは分かっておりました。案の定、昔の古傷が痛み出し、そこから膝、脛横、腰、と連鎖反応の素早さよ。もうあちこちが痛い痛い、痛いったらない。だるくて痛くて眠ることさえできません。あったまに来るほどです。

しかーし、めげるな負けるな60代、こんなことで凹んでなんかいられません。とは言ってもね、寄る年波の大波津波がやってきて、お洒落だ見栄えだなんてあっという間に呑み込んでしまうのです。

お洒落……それより安全第一、加齢なるポンコツ体はデリケートなコワレモノ、取り扱い注意、だから体に優しく安全第一、実用第一、それが優良品ということでしょうか。

オバサンは面の皮が厚い、と言われますが、実際、加齢とともに、面の皮は薄くなるのです。見かけは逞しくふてぶてしそうに見えたって、油分も水分もコラーゲンもエラスチンも涸れてですね面の皮は薄くなり、弱体化、デリケートになるのです。

誰も信じちゃくれないけど、言ったら嗤われるだろうけど、でも、でも、オバサンの身体は見かけによらずデリケート、なのです。この見かけによらずが、寂しい、辛い、ちょっと悲しい。

精神は? わからん、老人性鬱……認知症と間違えやすい、こんなことを考えていると鬱々してくるのは、間違いない。

 

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