海辺のオババ

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<山派? 海派? 遠ーい昔、海派は怠け者だと聞いたことがある>

「マンボウ」から「まん延防止」になってもオババにゃサッパリ意味わからん。それはオババがオバカだから? それもあるけど、今頃何言ってんだか、ちゃんちゃら可笑しい、であります。

いい天気が続いておりますですね、でもオババは雨が降ろうが槍が降ろうが ♪ 毎日毎日  僕らは鉄板の上で焼かれてイヤになっちゃうよ ♪

毎日じゃないけどね、週4日の勤務だけどね、鉄板の上で焼かれてもいないけどね、それでも通勤電車が終点に着くとね、最近、モーレツにね……違う電車に飛び乗ってね、ここではないどこかへ行きたくなっちっちーの、職場じゃない、どこか遠ーーーくへ。

でも今のところかろうじて理性? が働いてほかの電車に飛び乗ることもなく何とか仕事に行ってます。でも、危ないんだな、大丈夫かな、だいたい理性の持ち合わせもなく、感情だよ、感情ファースト、本能、動物的勘ですわよ。

しかーし、そんなオババの勘も感もにぶにぶになった今、もう、いいや、無断欠勤でも、クビでも、後のことなんか知ったこっちゃない、と開き直ったらなんでもできるぞ、強いぞ、こうなれば怖いものなしの無敵オババの誕生だ。

で、どこに行きたいのかといえば、海だ。無敵オババは海を目指すのだった。キラキラ光る春の海だよ、でも海は海でも湘南みたいなとこでなく、鄙びた海辺だ。

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鄙びた場所ではあるけれど、その海辺には新鮮な魚介類を食べさせる食堂があってね、で、昼下がり、客はあたいひとりなの。で、生ビーをグビグビ、で、新鮮な海の幸をパクリ、で、海を見る。
するとね、どこからともなくあの甘く切ないメロデイが聞こえてきてね、で、オババは思わず、「ああ、太陽がいっぱいだ」と、つぶやく。オババには追っ手もいないから、「すみませんー、生ビー、お代わりお願いしますー」で、またグビグビ。

と、ここまでは順調なのね、海があって太陽がいっぱいでほろ酔い気分で、最高じゃないか。で、ほろ酔いが過ぎて、ああ、酔っ払っちゃったよ。

で、そのうち、「お客さん、閉店の時間なんですけど」で、店を追い出されてね、外は真っ暗、無音の世界、ただ波の音だけが……夜の海は怖いのだ。で、生ビーにどっぷり漬かった老化脳は「ここはどこ? 私は誰? 助けてー」

……ああ、やっぱり、仕事行こう。こうしてまたこれからも火曜日から金曜日まで、仕事に行くわけ。でもね、それでもね、それでいいのか? この歳で? 

仕事になんか行っている場合か? 時間がないのよ、なんたって年寄りなんですから、いつまで元気でいられるかわからないんですから。

まっ、とりあえず今夜も生ビー宅吞みしながら考えましょ。

が、またもやいつの間にかこんな時間になっていて、えー、今日が終わっちゃう。で、今朝より確実に歳をとっているわけですよ。で、明朝、目覚めたらもっと歳とっていてね、あーあ……で、またもや、変わり映えしない1週間が始まるわけです。

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