「もう」と「まだ」/「誰もやってくれないから」アンタは偉い!

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アンタは偉い! たまには自分を褒めてあげよう!

「もう歳だから」「もう60代だもの」「(この歳・年寄り)だから、しょうがない、無理」と自分にはそうやって、できない、やりたくない言い訳を歳のせいにしたりする。

しかし、これを他人に言われたら、超・面白くない、不愉快なのである。他人には、「まだ」を使ってもらいたい。「あなたなら、まだ、できる」「まだ60代でしょ」

勿論、期待などされないだろうし、されても困るけれど、年寄り扱いもされたくないので R 。

「もう」と「まだ」は自己都合で使い分ける、それが年寄りの知恵? なのである?

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午後も遅い時間に、散歩に出た、ウッカリさん宅の前を通ると、午前のパート勤務を終えた彼女が慣れない手つきで高枝ばさみで庭の木を切っていた。

よく働くね、「偉いね」と声をかける。すると彼女「だって誰も、やってくれないもん」

その言い方がなんとなくおかしく、ちょっと可愛く感じた。歳の離れた彼女の夫は自分の趣味ではよく動くが、家のことに関しては、しない、動ない人、らしい。

その夫、つい最近ケガをして重いものが持てなくなった。だから今は夫の布団の上げ下ろしまで彼女がしているという。

「なんだか、逞しくなっちゃいそう」と、ガタイのいい彼女が言う。いいじゃないの、それもアンタのいいところ。しかし夫の愚痴は言わない人である、全てにおいて大らかな人なのだ。

そういう性格は貴重だ、自分に甘く、人にも甘く緩く優しく気も長くて力持ち? だからなのか友達、友達未満、そんな知人、友人がワンサカ、オババとは全く対照的な人なのである。

でも「誰もやってくれないから」考えてみれば、オババにとっては当たり前だのクラッカーの日常茶飯ではないか。そう思ったら、なーんだ、別に偉くもないか。

でも、やはり偉い。考えてみれば主婦は家事しても、褒められることって多分、無いでしょ。若い頃は自分も母親に感謝なんてしたことなかった。それは当たり前のことだと思っていたから。

でも、今はわかる、やはりアンタは偉い! で、誰も言ってくれないから、自分で自分にも言ってあげよう、アンタも偉い! ご苦労さん!?

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