毎日、このパソコンが置いてある机の前に座る。机の前には小さな窓がある、小さいとはいってもそこから見える空は大きい。
その空に浮かぶ雲を見ていると想像力が掻き立てられ、その想像力はムクムクと雲のように膨らんで妄想となり、やがて「お金」へと変わるのである。
今日の夕方は横向きの犬らしき大きな頭が見えた、それよりちょっと小さい頭、より小さい頭へと3つキレイに並んでいた。
親犬とその子犬2匹である。これはスゴイ、大発見である、写真に撮ってみるべきか、と思っているうちに雲は形を変え、犬らしき、その3つの頭は消えてしまった。
雲は、想像力次第で、色々なものに見えてくる。で、そこで以前、見たことのあるテレビ番組を思い出した。
今もその番組は続いているのか? 視聴者から送られた雲の写真が、何に見えるかを当てる、そんなコーナーがあった。
うーーーん、「何かに、見える雲」……採用されれば、雲がお金になるではないの?
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今朝のラジオ番組には雲の研究者が登場し、珍しい雲の話をしていた。その研究者でも、滅多にお目にかかれないような希少性のある雲を、今は、素人がスマホで簡単に撮りネットに載せていたりするらしい。
うーーーん、「珍しい、雲」こちらは希少性か……?
雲が想像力を掻き立てる、その想像は自由だ、想像は羽ばたいて大きくどこまでも……ロマンがあるじゃないの……。
なんてことでは全然なーく、花より団子、雲よりマネー、雲がお金を連れてくる、ほんとか?
これだけスマホが普及したら、誰にでも、奇跡の一枚、一瞬を撮るチャンスはあるのだ。その一枚が高額で買い取られ……。それを繰り返し、これであなたもお金持ち。
ほんとか? 知らん。まぁ、ひたすら10年、20年と続けていれば、いずれチャンスは巡ってくるやもしれぬ、まぐれ当たりも、当たりは当たり。
下手の考え休むに似たり。昼下がり、暇に飽かせて見る、小さな夢だった。
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