1年前が夢のよう

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空、最近は家の中から見るばかり
*注意報 ━━ 今日もちょっと暗い話だわよ。そんなの嫌だ、大嫌いだ、気分が悪くなる、という人は読まないでね。 

 

以前もどこかに書いたと思うけど、ずーと前、知り合いの婆ちゃんが会うたびに「生きるのも大変だけど、死ぬのも大変だ」と言っていた。

確かに、90も間近になればそうかもしれない。今よりまだずーと若かったワタシではあったけれど、婆ちゃんの言うことが理解できる歳ではあった。

しかし、婆ちゃんは婆ちゃん、ワタシにそんな日は来ない、いや、来るとしてもまだまだ老婆はずーと先、気が遠くなるような遠い先。

「生きるのも大変だけど、死ぬのも大変だ」それは婆ちゃんのような年寄りが思うこと、わからないでもないけれど、それはあくまで他人事でありました。

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ががが、今なら、よーくわかる、身をもってしみじみ理解できる身に沁みる。あの時は身も心も若かった、そして過去のワタシはみんな若い。

たった1年前だって、今のワタシに比べればなんて若かったのだろう。疲れただの脚が痛いとか言ってもどこにでも行けた、仕事にも行っていた。

今は最寄りの駅まで歩けるだろうか、それさえ自信がない。こうして脚が不自由になると、ちょっとそこまでの「そこ」は気が遠くなるような、遠ーい遠ーい場所となった。

買い物も洗濯干しも料理もシャワーも痛みを伴う辛い一大イベント、苦役となった。たった1年でこうも変わってしまった、1年前が夢のようだ。

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