なんで、どうしてが多すぎる、その家は。年金、保険、クレジット、こういうものを、まるで信じていない、嫌っていた。
自営であったけれど、途中から妻が夫の仕事を引き継ぎ、夫はその後、ン十年、死ぬまで働くことはなかった。
稼がないけど遣わない家籠り夫、稼ぐけれど遣いっぷりも半端でない出歩き妻。
贅沢品を扱っていたので、売れると儲けが大きい、バブルもあったりしてお金がどんどん入ってくる濡れ手に粟状態、これが逆にいけなかったのかもしれません。
ちょっと普通とは違う家と夫、そして妻、なんか変、変わっている? ちょっと「いびつ」な「夫婦」「家」だと、ずーと、ずーと思っていた。
けれど、それはワタシ達が考える事じゃない、十人十色、10の家庭があれば10の家庭の色がある、世間なんて関係ない、家族が幸せならば。
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それから時は経ち、ある時、ある人が、その家の子供のひとりに、「今、ママが大変なんだから、協力してあげて」みたいなことを言った。すると、その子は、
「いいんだよ、ママは、今まで好き勝手なことばかりしてきたんだから」そう返した。で、言った人は、それ以上、何も言えなくなってしまった。
「好き勝手」まぁ、確かにそうではありますが、そのママから散々お金を引っ張って、いまだ1円も返さないのはどこの誰だ、そして今もまだ何やかやと。
口を挟まないこと、その家、その家庭、家族にはそれなりの事情、お金に対する考え方も遣い方もそれぞれ。
「お金」厄介で難しい問題です。良かれと思って口を出せば大きなお世話と巻き込まれ、逆恨みやら何やらとんでもないことになりかねません。
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