1、2週間前から、少しずつ脚の痛みが増してきている。そこへ昨日の買い物で歩いたせいか今日は痛みが強くなった。
こうしてだんだんと痛みの度合いが上がり、鎮痛剤もより強いものになっていき、薬なしでは生活できず、そしてそして、となったら、いよいよ……。
しかし、この程度で泣き言なんて言ってられませんね。ひとり暮らしで身体の自由も制限され、それでも家事をこなし、病院へもひとりで、頭が下がります。
わかっちゃいるけど、ああ、気が滅入る曇天の月曜日。
痛い、暗い、眠い、昼過ぎからまたゴロゴロと横になり読みかけの本を開く。五木寛之著『 新老人の思想 』……年寄り、しみじみと身に沁みる、そして気が滅入ってくる。
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なので本をスマホに換え、今度は91歳の樋口恵子氏の話を伺いましょ。
“ 大事なのは体が動くうちに、やりたいことはやっておく ” “ 人生、燃焼するべきところで燃焼させておく ”
ほんと、おっしゃるとおりですね。いつまでも動くと思うな、その身体。「いつか」はやって来ないのだ、あっという間だよ、あっという間。
しかし、はぁ~、91歳ですか。うーん、91歳、そして自分が……91歳? ……恐怖しかありません。
で、パソコンを開けば今度は「老後資金は……」いくら必要だって? なぬ? もう、いくらでも好き勝手に言っていろ。
ああ、年寄り、気が滅入る、落ち込む、不愉快。
見なきゃいいのに、読まなきゃいいのに、でも、つい、つい、年寄りは目が行ってしまう。
出版不況のこの時代でも「年寄り」「高齢者」向けの本は売れているらしい。つい最近もずいぶん話題になり売れた本がありました。
わかりますね、どう転んでも、決して明るいとは思えない、いつ終わるとも知れない、また、それを知ったところで恐怖倍増の未体験ゾーンに突入していくわけですから。
いつまでもあると思うな、若さとお金、老後の沙汰も金次第。それを言っちゃ身も蓋もないけど、それが真実よ。
そして、ない袖は振れぬ、それが現実よ。
だからって、死んで花実が咲くものか、そうよ、生きてるうちだわよ。
はぁ~。
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