壊死…それでも笑ってみれば

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

笑顔は人のためならず! 

昨日は病院。

なに科であろうと病院なんて行きたくない、薬なんてのみたくない、ましてや手術なんて……。

先生に、痛みが強まったと言ったら、それは私のせいだと言う。先生の言うことを聞かず守らず「無茶」したからだ、と。

はぁー、無茶? この私が、あり得ないでしょう、そんな元気ありませんから、私をいくつだと思っているんですか。

「骨頭壊死」、私の場合、骨頭だけでなく、その受け皿である寛骨臼も壊死? それも両脚だ。

「壊死」、聞くだけで恐ろしい、整形外科に行く前に私が一番恐れていた診断でありました。

ですから、あのレントゲン写真を見てからというもの、生きる希望も夢もなくなりました、死ぬことばかり考えるようになりました、鬱病になりそうです。

そう私が訴えますと、先生、笑ってます。

「遊ぶことばかり考えているから、遊べなくなるからそう思うんでしょ」、「最後は手術で股関節、全取っ替えもある」

……医者にとっては、私など、

どうせ大勢いる患者の1人に過ぎないでしょう。

だからと言って、いつもいつもそう簡単に、

「全取っ替え」「ぜんとっかえ」って言うな。

あたしゃ、「もの」じゃないのだ。

【スポンサーリンク】

 

あーあ、誰も分かってくれない、ぼっち年寄りのこの索漠ばくばく、そして不安な胸の裡を。

最近は笑うこともなくなりました、そして泣くことも、でも、怒りんぼになりました、また悲観的にもなって、頭と心が混乱状態です。

ところが……先生の笑いにつられ、私も少し笑ってしまったじゃありませんか。

すると診察室を出るときには、なんだか気持ちが少し明るく軽くなったように感じました。

泣いても怒っても、どこの病院に行っても、私の股関節のこの事実、現実は変わりようがありません。

だったら、患者の質問を拒むかのような気難しそうな医師より、笑い飛ばしてくれるこの先生の方がいいのかもしれない、そう思うことにしました。

笑うって大事だ、今の私にはそれが必要だ。

所かまわず、ひとり言を言い、ひとり笑う。ちょっと怖いものがありますが、でも、意識して口角を上げる、そして笑う、それを心がけるといいかもしれません。

表情はもちろんのこと、きっと人相も良くなることでしょう。

【スポンサーリンク】