しっかり聞いて（そのつもり）、すっかり忘れる、それが今の私です。
自慢じゃありませんが記憶力、自信あったんですよ、それと人の名前を覚えることにかけては。
それが今じゃ……覚えていないのは、ただ単に興味のない人だから？ 覚える必要のないことだから。
そうよ、きっとそう、嘆くことないわ、私のせいじゃないのよ、脳が必要かそうでないか仕分けしてるのよ、そう考えればいいのよ。
で、突然ですが、
“ 人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて〇んじまえ ”
愛も恋も情熱も、熱情、熱風、アッチッチ、そんな熱さから何億光年も離れた冷え性オババさまは、もっと熱が欲しい。
御覧になった方もいらっしゃると思いますが、78歳と74歳の再婚のニュース。
ヤフーニュースから
俳優の前田吟（78）が昨年8月に前妻を亡くし、今年6月に歌手の箱崎幸子（74）と再婚していたことが29日、所属事務所への取材で分かった。前妻とは約50年間の結婚生活で、4人の息子をもうけ、孫が5人、ひ孫が2人いる幸せな環境だった。しかし、昨年2月に前妻が「すい臓がん」と診断され、同年8月に亡くなったという。79歳だった。
口の悪いこの年寄りもこのニュースには、ほんわか、ほっこり、ほほえましい、かわいらしい、いいですね、なんかこちらまで幸せ気分に。
伴侶を亡くされた者同士、よろしいじゃないですか、残された人生、楽しんでいただきたいものです。
７８歳、７４歳、しかし、そんなことがあるんですね。
歳は関係ない？ 灰になるまで？ うーん、うーん、どうなんでしょ、どうなんだろうか、わからん。
この年寄りにはわからなくても、まぁ、いいじゃないの、幸せならば。
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私のかっての親友 K 子、当時５０代で初婚、その、お相手７０代、彼女とは再婚。
５０代の私にとっては（結婚相手が）「えーっ、７０代？」
彼女「えー、だって、まだ７０代よ」
「まだ」？ ふーん、まぁ、いいけど、人の恋路を……だものね。今頃、どうしているだろうか。
あの時「えーっ、７０代？」と、つい言ってしまった、かって５０代だった私は、その７０代が、「えーっ」でなくなってきた。
だったら、いっそのこと、７０代で、初婚、って、どうよ？
これには、さすがの K 子も、えーっ、驚き桃の木山椒の木。
でも、K 子はもちろんのこと、驚いてくれる人も今の私にはいないのだった。それより何より、相手がいなかったのね、そういうこと。
うーん、しかし、先は短いにせよ長いにせよ、誰かいる、いないにせよ、楽しい方がいい、それだけは言える。
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