加齢なる鈍感さと繊細さと?

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─ この歳になったからこそ、わかることもある ─

今日は視力に不自由は感じなかった、このメガネでまだ大丈夫か。

顔はですね、まぁ、問題色々ありですが、贅沢いえばきりがない、今のところこの顔でも不自由はないので、これで良しとしますか。

この顔でどこがいけない? 目、鼻、口、必要なものはとりあえず揃っているじゃないか、年寄りで何が悪い。

人間、諦めも肝心よね。そして生きて行くには鈍感力をつけることも必要よ。

でも、つける気なくても鈍るの、鈍いの、もう鈍ってるの、元々? それもあるわね。

自分優先、周りが目に入らない、そこのけそこのけワタシが通る。

耳が遠くなるものだから声もでかくなる。スマホで大きな声で喋っているオバハン見かけます。

オバチャングループ、近づきたくないですね。と言いながら自分もその中に入っていたりして。

「これだから、オバサンは」「これだから年寄りは」、何て言われちゃって、思われちゃって。

すると腹立っちゃって、「オバサンを、年寄りを、なめんなよ」と一言、不良ババアは言いたくなる。

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しかし、その反対に、救いのない、絶望的、悲しい話、辛い話、を見聞きすると、その話がいつまでも脳裏に焼き付いて、胸がふさがるような思いに。

で、眠れなくなってしまうのよ。だから最近はそういう番組は観ないようにしてるの。

と、昔、老齢の母がそう言っておりました。その頃、私は中年で、今よりずーと若かったですから、

ふーん、歳をとると、そんなもんかな? くらいで特別なにも感じませんでした。

が、が、が、今、当時の母の気持ちが言っていたことがよーくわかる、身に沁みてわかるようになってしまいました。

加齢も本格的になってきたということでしょうか。そして今のこの気持ちがあれば、晩年の父に母にもっともっと優しく接することもできたのに。

と、後悔しても時すでに遅し。

今テレビはほとんど観ませんが、本読んでもそう、映画観てもそう。

本読みながら、映画観ながら、ひとり泣く、でも作り話なら少しは心も軽い。

ひとりで思い切りウルウル、涙腺ユルユルなんてものじゃない、目から鼻から、やだー。

こんな、顔、絶対、人に見せられないわ。そんな顔、絶対、人に見せないでくれよ。

故・狐狸庵先生もそんなこと書いてらしたわよ、「オバサン」の泣き顔は、人に夫に見せちゃいかん、と。

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