隣のオジサン / ピンボケ姉妹・ピンボケ会話

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

ーピンボケは続くよ、これからもー

昨日も書いたが、最近、お隣さんの消灯時間が早い、12時には真っ暗だ。

はい? 年寄りはそんなもの、ですか?

そうですか。うちの姉のように宵っ張り老人は珍しいのかもしれませんね。

でも最近、姉は早起きになりました、9時前に起きる時もあります、夏時間というのでしょうか。

で、お隣さん、今朝、6時過ぎに洗濯物を干しておりました。

早いですね。えっ? そんなの当たり前? 年寄りは、3時、4時起き? 

ふーん、そうなんですか。けれど、その洗濯を干していたのが、御主人ですわよ。

それはどうでしょ。で、お布団干しもダンナサンの役目みたい、昨日は庭仕事もしてました、毎日、実によく働く御主人です。

このご主人、うちの家周りの雑草も取り除いてくれましてね、お世話になっておりますの。

一家に1人、うちにも、そんな人が欲しいですわね、お頼みしたいことが山ほど。

……でも、毎日、家にいられたら……それはそれでね、ちょっとね……。

でもね、時々、思うのです。このご主人の爪の垢でもね、うちの姉がね……。

【スポンサーリンク】

 

夏時間になって? 早く起きるようになった姉ですが、動かない、外へ出ない、どこへも行かないは、夏も冬もありゃしません。

今日も午前中からエアコンを使い、ずーとテレビの前。夕飯の準備で下に行くと、姉が地図帳を広げていて、

「ねえ、〇〇って場所、私が勘違いしてたわ」そんなことを言うのです。

何それ、〇〇って? 

「ほら、この前、言ってたじゃない、××のあったとこ」

ああ、確かに、そんなことが。でも、それって、この前じゃないでしょ、もうずーと前、1年とか2年とか3年とか、そんな前の話じゃないの?

なんで今? さっぱりわからん??? それも紙の地図帳まで引っ張りだして。

ああ、それなのに、昨日、夕飯時に私が言ったことは完全に、

「えっ、そうだった? 忘れた」

そして明日、姉の用事で郵便局に行くので、持って行くものを揃えて置いて、と言ったのに、それも忘れている。

で、今回、図書館で借りてきた本の中から、ある作家の若い時の職業の話をしていたら、

「えー、そうなの? 知らなかった」

だって、それは、今、借りている本の中に書かれていたでしょ。どこを、何を、どう、読んだの?

読むスピードが速い、でも、忘れるスピードは、もっと速い? だから同じ本を2度、3度、購入したりするのだ。

同じ本を……しかし、それは私のことでもあるのだった。

で、最近、感じるの、姉との会話がね、何だかね、時々ね、ピンボケ。

しょうがないわよ、お互い、そんな歳だもの。

でもね……ピンボケ……時々、ならまだいいわよ。でも、お互い、いつまで、その程度でいられるのかしら? 

歳をとるって、生きるって、大変ですね。

【スポンサーリンク】