午後4時前にちょっと外に出ました。まだ太陽光ジリジリ、服の上からでも火傷しそう。
これでは当然、人っ子ひとり見かけません。と思ったら、いたのよ。
空き家の玄関先で、黙々と草とりしている30代くらいの男子が。
今度、ここに越して来る人かな? 日陰とはいえ、この気温ですよ、大丈夫? この暑さの中、草むしりができるのは、やはり若さかしらね。
で、年寄りまた歩く。その先の家では駐車場でツナギ姿で何やら作業している男子が。
見てないふりして、チラッ、この若者も30代くらいかな。
で、私と顔が合ったら、その若者、「こんにちは」って、どうよ、感じがいいじゃない。
爽やか~、この年寄り、一瞬にして、暑さも忘れるほど、気分がよくなったわ。
顔もほとんど見てないけど、きっと凛々しいハンサム君、ハンサム君は声までステキ。
勝手にそう思うことにしたわ、だってその方が楽しいでしょ。
若いって、いいわね。最近、若い人と話する機会もないから、今日は特にそう思ったわ。
でも、これくらいで感動してるなんて、アンタもずいぶん、耄碌したものだ。
その、とおーーーり。いいの、いいの、どうせ年寄りだもん。で、また年寄り少し歩きます。
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すると、後ろから来た車が私を追い越して、小さな駐車場に入りました。車が止まると、ププーとクラクション。
見れば、あの優しくて可愛らしいオッチャンではありませんか。オッチャン運転席から手を振っています。
私も、大きく手を振りオッチャンに応えます。
オッチャンは可愛いです、そして優しい。オッチャンは朝早くから1日中動いてる、まだ仕事もしていると聞いてます。
この暑さの中、毎日、忙しいはずなのに、心の余裕というのでしょうか。
そんなちょっとした優しさが、この年寄りの気持ちをほぐしてくれるのです。
いいわね、歳はとっても、カワイゲがあって、他人に優しくできる人って。
優しくされると、こちらまで優しい気持ちになれるわね。
若返りはできないならば、せめてオッチャンを見習って、他人に優しいチャーミングな年寄り目指したいものだわね。
わかっちゃいるけどね、でもね、難しいのよね、暑いとイライラするしね。
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