昨日はスーパーに出かけ、ヨレヨレになりながらも無事、買い物を済ませた。
では済まなかったのですね、本当は。
買い物に行くとき、姉はいつも私に財布を預けます。姉も、杖をつくので手ぶらでいたいわけです。
しっかり者の妹は、わっかりました、と自分のバッグに姉の財布をしかと納めます。
ところが、昨日はレジでその財布が見つかりません。
焦りました、慌てました、肝冷えました、肝縮みました、おまけに背も縮んで寿命まで縮んだようです。
レジであたふたあたふた、財布が財布が、バッグの中を引っかき回しポケットを開け、ない、ない、ない。
確かに、入れた。が、入れた、はず、になり、考えれば考えるほど、その記憶が曖昧になっていき ? ? ? ? ?
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落とした? ああ、どうしよう、どうしよう、しっかり者の私としたことが。
すると姉が「ほら、あったわよ」と私に財布を見せるではありませんか。
えー、どこにあったの?
こっちのポケットに入っていたわよ。
あー、驚いた、あー、良かった。と、同時に、老姉、しっかり冷静じゃん、それにも驚いた老妹でした。まぁ、とにかくめでたし、めでたし。
自分にも驚きました、呆れました。姉の財布を預かる老妹は普段にもまして、しっかりしなくちゃ、なのに、これはどうしたことか。
しかーし、こんなことで自分の加齢を嘆いてはいられない。
この先、年寄りは、もっと年寄りになっていくのだ。
だから、これを良い経験とし、同じことを繰り返さえなければいいのだ。
でも、すぐ忘れちゃうのだ、年寄りだから。
心配だ、もう少し加齢が進んだら、私にも財布を預けられるような信頼できる人がいたら……。
とは思ったりしてみるが、財布とはいっても、中身がね、問題よね。
それより、中身を補充してくれる人がいいわね。
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