ゴミは溜まるよ、生きてるだけで、生きているからゴミが出る。地球上に住む80億の人々が毎日毎日ゴミを出す。見えるゴミ、そして見えないゴミ……。
すんごいですね、どうなっちゃうのでしょうか。
しかしね、何だってこうもゴミが出るのでしょう。物欲、食欲も衰えた年寄り2人暮らしだというのに、イヤになります。
ゴミ捨ては私の役目、姉は坂道やデコボコした道は杖ついても歩けないですから。で、昨日も、エッチラオッチラ杖ついて、これも運動、自分のためと思えばどうってことない。
するとやはりゴミを捨てに来ていた女の人が、私の方に駆け寄ってくるではありませんか。
……どうした? すると、私の前に来て、
「私が、そのゴミ持って行きましょう」
勿論、辞退しましたよ。しかし、親切に何度も言ってくれるものですからお願いいたしました、何度もお礼を言って。
優しいオジチャンといい、昨日の女の人といい、本当に親切な人はいるものですね。
また、こういうことをさり気なくサッとできる人って、ステキですね、そう思いました、しみじみつくづく。
私も見習おう、あくまでさり気なく、スマートにね。
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先日、スーパーに行った時、料理をしない姉が「このカボチャ安いわね、買おう」と言う。
私は、それは「安物買いの銭失い」、買わない方がいい(買うな)そう思った。
結局、買った。
案の定、そのカボチャは安物買いの銭失い的、代物だった。
すると老姉は言うのだった。
「昔はこんなものだったわよ」
「サツマイモだってカボチャだって、今みたいに美味しくなんかなかったんだから」
しかし、今は昔ではないのだ。それにしても、さすがでしたこのカボチャ、予想を裏切らず、煮ても焼いても……うーん。
で、姉は言うのだった、「食べ物を捨てるのはイヤなのよ」
はい、はい、せいぜい、頑張って食べていただきましょう。
(姉は本来、サツマイモもカボチャも好きではない、食べない。ああ、それなのに……)
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