“ 同病相憐れむ ” バアチャン、一緒に頑張ろう! エイエイオー!

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

ほんと、助かるのよ、これ!

昨日、スーパーに行った、それは昨夜書いた。で、その続き。

スーパーの敷地に入ると、いつものようにショッピングカートを杖がわりにして店の入口へ向う。

すると買い物を終え、店から出て来たバアチャンが、カートを押しながらこちらへ歩いて来た。

カートを使っていても、そのバアチャンは「アシに問題あり」それは一目瞭然なのだった。

それは私の歩き方にも言えるだろう。

バアチャンと私の距離が近づく。

するとバアチャンが私に、「あし、痛いですか?」と訊いてきた。

私は大きな声で「そうなんです。痛いんです」と応えた。

私たちは立ち止まり、お互いにお互いのアシの話を始めた。

バアチャンは両膝が悪い。手術しないと「車椅子になるよ」と主治医に言われ、「車椅子はイヤだ」、だから、手術すると言う。

しかし年寄り2人、アシの話だけでは終わらない。

バアチャンの90歳になる夫の話、ひとり息子とその嫁の話、お金の話、次から次へと話題は移っていき、終わる気配は、どこに、なのじゃった。

そして「お互い、色々と大変だけど、頑張ろうね。歳をとるって大変ね、でも頑張るしかないね、生きてるうちは」そう言って別れた。

あれだけ喋ったのに……けど、何だか名残惜しい。こうして今もこれを書きながら、あのバアチャンを思いだし、元気にしてるかな? 

【スポンサーリンク】

 

まだ若かった。だから年寄りの気持ちなどわからない私は母と話するのは、メンドクサイと思うことが多かった。

でも今なら、もっとたくさん、話を聞いてあげられし、母と話したい。と、この歳になり、しみじみつくづくそう思う。

「歳は、自分がとってみないとわからない。その歳にならないとわからないのよ」

少し前、姉がそう言っておりました。実感こもっておりました、激しく同意でもあります。

老姉も、たまにはシブイこと言うじゃん。

しかし、それにしても、いつでも、どこでも、誰とでも、よく喋る年寄りだ(これは私のことね)。

ちょっと喋りすぎか? 家では無口なのに、うーん、その反動か? 

でも、バアチャンは別れる時に、「話ができてよかった」そう言ってくれた。

それは何より、何より、私もそうだよ、バアチャン。

【スポンサーリンク】