涼しくなったら、近所でいいからウロウロしたい。で、ご近所さんと出会ったら立ち話もしたい。
これだけ家に籠っていると、どこでもいいわ、うろついて、誰でいいわ、お喋りしたい。
そして、ひとりでスーパに行く。この「ひとり」、これも買い物と同じくらい大事なのである。
そして買い物を終え、ひとりでボー、それができるなら、いいのいいのスーパーの片隅で、これが今の私にとって貴重な息抜きなのであった。
その日も買い物終えるとヨッコラショ、で、飲み物を飲みながらスマホだわよ。
私の後方では「無料! あなたの血管年齢を測定します」
このヒネクレ年寄りは、無料? ケッ、あるわけないじゃん、無料? ちゃんちゃらおかしいでしょ、そのテに乗るか。ということで無論、無視ですわよ。
でも私がスマホを見ている間に、1人のバアサンが、どうやらそのテに乗ってしまったようです。
【スポンサーリンク】
無料、で、血管年齢でしょ、気りますわな、年寄りは。
でも、何を売っているのでしょうか? 契約させるのでしょうか? それらしき商品がありません。
うーん、怪しい、血管を若返らせる、サプリ? わけのわからん、高額の治療器?
まぁ、あっしには関わりないこと、知ったこっちゃない。ですが、そうはいっても気になる暇人でもあります。
そのテに乗ってしまったシニア女性が椅子から立ち上がり、出口の方へと向かいます。顔はよく見えませんが、今ひとつ納得してないような……。
その姿を目で追うこの年寄り、うーん、大丈夫かな? 追っかけて行って、どんな契約させられました? 断りなさい、そう言ってあげるべき?
なんなら、この私が断ってあげましょう。
それは大きなお世話、それとも小さな親切? で、結局、思っただけなのですがね、何だか今でも気になりましてね。
それより自分のことを心配しろ! はい、そのとーおり、なのですが、なんかそういうお節介なところがありますのよ、この私。
あのシニア、同居人はいるのだろうか? そんなもの買って、そう怒られたりしないだろうか?
気を付けましょう、年寄りに優しい言葉かける人、そして無料!
【スポンサーリンク】