年寄りは茶店を目指す/骨太バアサン?

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今の私が見えてたならば……

「茶店」「ちゃみせ」じゃないわよ、サ テ ン。喫茶、きっさてんのことだわよ。昭和なオバサンは、ス〇〇なんかより、断然、昔ながらの喫茶店が好き。

サテン、よく利用したものじゃった。ひとりで、友人と、恋人と、仕事で、そして、何時間もダベッたりしてね。

なんであんなに話すことがあったのかしらね、若さだわね。懐かしくて懐かしさで年寄り涙がでそうよ。

純喫茶、あの「純」が、モロ、昭和だわね。喫茶店も本屋さんも名画座もデパートも、閉店、閉館に追い込まれ寂しいことです。

せめて昔ながらの懐かしの「サテン」の各店、名店は残って欲しい、そう願う年寄りです。

 

今や、茶飲み友達もいない年寄りは、以前から気になっていた、その新しい「サテン」を目指して昨日は歩きました。

ひとり午後のヒーコーを味わいながら物思いにふけりたい。こうなりゃ、脚の痛みもなんのその、痛い、遠い、でも、行きたい、たとえ何時間かかろうとも。

で、やっと到着……でも、なんだか……気のせい? この静寂? ひょっとして? ひょっとすると? ひょっとしたら?

……閉店してたわ。休業でなく「閉店」。 あーあ、もう、ズッコケそうなほどガッカリ。しょうがないからコンビニ寄ってお菓子を少々購入。

なぬ、たったこれぽっちで、1.500円だと……ったく、面白くない。帰りの足取りの重いこと痛いこと。

やっとこさ家の近くまで戻ると、同じ整形外科に通う70代の〇〇さんに出会う。

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〇〇さんは、よく転ぶらしい。だから整形外科の先生に「おっちょこちょい」と呼ばれている。

どうしてそんなに転ぶのか? 

確かに、おっちょこちょいなところはあるかもしれない。

でも膝が悪いせいか、足が上がらない、足に踏ん張り、力が入らない、それで「すり足、ちょこちょこ歩行」になっている。

すり足、これでは、転ぶでしょ。しかし転んでも彼女はめげずに立ち上がり、またまた出かける、で、転ぶ。

でもそれは、今まで骨折やヒビには至ってないからだ。

で、この人と話していて思うのは、「歯」も、丈夫そう。膝は軟骨か? リウマチか?よく知らないけれど、「骨」そのものは、しっかりしてそう。

文字通り、「骨太」そんな言葉が浮かび、また、そう見えるのだった。

色々と持病はあるようだが、でも元気そうに見える。声も大きく、よく喋る。年齢の割には大柄で、エネルギー量も大きいように感じる、だからか?

加齢とともに健康への気遣いや努力も大切だけれど、それだけではどうにもならない、その病、その理不尽。でも、それが寿命というものか?

脚のことは勿論のこと、病・寿命・余命、そして今は亡き両親のこと、年寄りは、最近そんなことをよく考えるようになった。

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