男親・女親

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今日も食って寝て終わって、また1日、老いて…

最近は亡くなった親のことを、よく思いだします。

それは私が歳をとったからでしょう、そして暇だからでしょう。

思いだすことも供養になると聞いたことがあるので、親不孝娘は、今、せいぜい、思いで供養をしたいと思います。

男より女の方が長生き。

ですから介護ブログも、女親の介護に関して書かれているブログの方が、圧倒的に? 多いように思います。

実母、義母が長生きすれば、するほど、当然、介護生活も長くなる。

たとえ身体は衰え動かなくなっても、口だけは達者で良く動き、口を開けば、憎たらしいことばかり言う。

憎たらしいことも、聞いてくれる人がいるから言えるのです、幸せなことです。

本人は、ぜーんぜん、そう思っちゃいないでしょうが。

そして一番、身近で介護している人が、言っちゃなんですが、割を食う、救われない。

ですから介護する側としましては、肉体だけでなく精神も疲労困憊、やがて憎しみさえ抱くように。

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私事で恐縮ですが、母もですね、入所したての頃はまだ元気があったのか、他の入所者さんと、よくケンカをしましてね。

聞けばそのケンカも実にくだらない、大人気ない話で、困惑させられたものです。

「できの悪い子ほど可愛い」そして「できの悪い子」は思う。

これは親にも言えるのではないか。勿論、多少ですよ、例外も山ほどでしょうが。

亡くなってこれだけ月日が経ちますと、何もかもが懐かしい思い出となり、母に対しては、もっと、こうしてあげてたら、ああしてあげてたら、そんなことばかり考えてしまいます。

しかーし、父はどうした? どうなった? 

小うるさい妻と暮らしながら、愚痴もこぼさず、文句も言わず、誰にも迷惑をかけず、亡くなったその日まで、いつも通りの生活をし、ひっそり、ひとりで亡くなった父。

ああ、なんて、妻孝行、子孝行な人だったのでしょうか。

ああ、それなのに、それなのに、母親のことばかり書いて。

男親って、父親って、何だか…………。

父は言葉数の少ない人だった。そうかな、本当に、そうだったのかな。

……そうなったのは、母のせいもあるのかな。

寡黙な男は家族の中で何を思っていたのでしょうか。

もっと父と話をする機会を持つべきだった、後悔は山ほど。

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