歳をとると失われるもの

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“ 老化とは乾燥への過程である ” アリストテレス

今月は諸般の事情により出勤日、勤労時間が大幅に変わり今日は家で仕事、それに飽きるとそばに置いてある手鏡を手に取り自分の顔を視る、老眼鏡と拡大鏡を使って冷静に、ジーッと。

気温が下がり湿度が下がってきた。お肌がパリパリ、お手手はカサカサガサガサシワシワ、冬は「シナビ」に拍車がかかる、枯れて涸れる、それが実感できる季節でもある。

歳をとると失われるもの ── 水分・輝き・清潔感、だそうだ。

ごもっとも、それに油分もね、それに髪も歯も筋肉も情熱も気力も体力も挙げればキリない加齢人。

 

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輝きは、芸能人じゃないのだから今さらですが、清潔感は、たとえ市井の片隅にひっそり生きる名もなきおばさんであっても世捨人ではありませんから、やはり失いたくないものだ。

加齢を受けいられず、もがく、抗う、でも、全ては加齢のせい、年齢を戻すことはできないと悟り、しばし落胆し嘆きもするが次第に諦め、それを受け入れることができるようになったのはいつの頃からか?

それが、「もう、無駄な抵抗はしません」加齢もここまでくると、そんな気持ちになってくるから有難いことだ? 

しかしね、こう書いてきて改めて気が付いた。肌の手入れ、しなくなったな、パックなんてものを最後にしたのはいつの話? 

肌の手入れだけじゃない、手も爪も髪も。昔より、時間はずーとあるはずなのに……これも歳のせいよね、気づかぬうちに洒落っ気ってどんどん失っていくのね。

そう言えば同僚から頂いた新大久保土産?「🐌パック」が今もそのまま残っておりました。今夜あたり使ってみますか、今さらカタツムリに頼ったところで……それに、🐌……ちょっと気持ち悪い、ではありますが、イキイキ肌・弾力・保湿を信じて。 

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